エピソード11 緑のお湯と、黄色い声の…温泉に行こう!

2019.9.3

simカードを手に入れて、心の安定を取り戻した。地図さえ見れれば、もう怖いものはない。

さて上海小姐とはお別れして、宿を探した。

今日の宿はその上海小姐が勤めているchina bankのすぐ近く…宿を訪れるとカウンターにペアレントらしき女性がぽつんといた。hello! I booked here by booking com… と言うと…しばらく、パソコンを見て私の名前を探して、"オワユ ミエスタ ブルタニュ?"だったような…最初はハンガリー語かと思ったら…しっかり英語だった。それにしても、何という訛り…"are you MR furutani?"という事に気がつくのに、30秒程かかった。

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とにかく、備え付けのネスカフェ(セルフでタダ)のコーヒーを一杯飲んで、セチェニー温泉に行く事にした。

他にも温泉があったのだが、ゲイが沢山いるという噂の温泉もあり、そちらは宿から近いのだがそちらの趣味は皆無なので予定通りセチェニー温泉に行く事にした。こちらは男女混浴…混浴といってもプールみたいなものでみんな水着や海水パンツを履いている。私も日本から持参してきた。温泉に入ってみると、とにかくソーダ色が鮮やかで、建物とのコントラストが何ともいい感じだ。これが私が訪れたかった目的の場所だった。

 

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ここは老若男女それぞれ、楽しんでいた。

プールのように泳いでいる人々、チェスに興じる人々、プールの真ん中でいちゃつくカップ

、孫を連れて抱っこしているおじいさん、それから現地のJK、私と同じように何人かで旅行しているインド系の女性…本当にここはブダペストの人々の憩いの場所なんだな…

私も温泉好きだけど、少し温度が低いのが不満だった…でも、楽しかった。

温泉場にも関わらず、やはりスマホを持ってきた。この場所をカメラに収めない手はないだろう!ちょうど後ろに、地元のJKらしきキャワキャワの女の子たちがいた。私の方を見てなぜかクスクス笑っている。東洋人がそんなに珍しいか?あなた方もマジャール人、れっきとしたアジア人種だ。でも、やはりカメラ収めたくて…収まりたくて…シャッターをお願いした。

この時点で、私もバルトロメオの事を言えないな…とはと思った(笑)

旅の恥はかき捨て…裸になれば皆同じ…行動するはいっときの恥…しないは一生の恥…俺は男だ!…というわけで、一緒にパチリ…なぜか、彼女らは10分くらい大笑いをしていた。

そんなに笑うことか?

 

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そんなに日本人が珍しいのか…こんなことするおじさんが珍しいのか…ウケていたみたいだ。

"チャイニーズ?"

またまた…チャイニーズか…"NO NO I'm japan ese"そこではじめて少し顔色が変わったか…"wooouー!"やはり日本人の一人旅が珍しいようだ。

でも、どこかの親類女の子か娘か…そんな年頃の女の子みたいで少しうるさいので、しんどくなってきた。ここらの反応は日本もハンガリーも同じだな。そういうわけで、この後は泳いだり、寝そべったりしてリラックスタイム…しばし旅の疲れを取るべくねむってしまった。

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さて、ここにずっといるわけにはいかないので、身支度をして、今度はドナウ川クルーズと洒落込もう。空を見るともう夕方で、空には月も出てた。

こりゃ…トワイライトクルーズになりそうだな…