エピソード06 喜怒哀楽の大ピンチ!言葉も場所もわからない。

キエフを離れて、Ribne(リブネ)というところに向かっている。電車に素直に乗ればよかったのに、何故か冒険心が頭をもたげてしまい、バスで移動である。とにかく、隣のインド系?の男が足が私のテリトリーまで入ってきて、ものすごく不快だ。狭いのはわかるが、人のエリアまで入ってくるなよ!かなり、イライラしていた。若い頃に東京に住み、小田急線で通勤していた頃のラッシュを思い出す。f:id:furton_13:20200105225717j:image

しかし、まぁ…これが若い女性であったならそうはイライラせず、おしゃべりのひとつもしていたんだろうと…かなり都合のいい妄想にふけっていた。しかし、それも束の間、この私の横の男、かなり強引な力で私の横腿を圧迫し、足を広げてきた。こういう類のことに関しては私はあまり気が長い方ではないので負けずに押し返す。何度かそういう無言の戦い?をしているうちに、私がその事を不快に思いイライラしているのか相手も分かったのだろう。私のところに足を広げようとするのをやめた。

こういうところが私の大人気ないところなんだな。かお深く反省すべきところだ……😞😞もし、相手も気が荒い性格なら喧嘩になりかねない。海外での喧嘩はご法度!少なくとも、異邦人には分が悪くなるので注意が必要だ。どこの国でもそうだが、自国民第一優先であり、喧嘩両成敗とはなかなかいかないらしい。

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さて、リブネのバスターミナルに着いた。時刻は午前1時30分、5人ほどバスターミナルに地元の人がいたので、"愛のトンネル"はどういけばよいか?と聞いたがみんなロシア語しか話せない。おまけに、wifiの電波もない。スマホの電池も7%ほど…大ピンチである😱😱 おまけに、少し疲れ気味で脱力感がある🤢🤢予備バッテリーの電池も使い果たして、Google mapもひらけられない。八方塞がりである。バスターミナルのチケット売り場のおばちゃんもロシア語しか話せない。…まいったな…こういう場合は、無理をせず予定変更。次の目的地リヴェブを目指そう。もともと愛のトンネルは予定外であったのだが、よく見るパソコン画面なので一度訪れた後は思っていた。…でも、無理は禁物…セルフコントロールすべきところ、そういう予感がした。若ければ、初志貫徹できたたろうが、残念だがここはやめておこう。f:id:furton_13:20200105221853j:image

駅のおばちゃんになんとか英語とゼスチャーで6時30分発のリヴェブ行きのバスの切符を買うことができ、待合室で一眠りしようとした。そうしたら、わたしがいろいろ困っていることを知っていたのか、バスターミナルの仮眠室に連れて行ってくれて、"ここでしばらく寝るといい。スマホの充電もすれば良い"と勧めてくれた。わたしが体調が悪いことを知っていたのかトマトのスープ(ビーフ抜きのストロガノフ?とパンを持ってきてくれたのだ。

本当にありがたかった!!そして何よりも、こんな言葉の通じないアジア人を招き入れて、もてなしてくれて助かった。f:id:furton_13:20200105222310j:image

そのあとぐっすり眠ったのか、気がつくと6時過ぎ、バスターミナルに行くと、リヴェブ行きのバスが止まっていた。私は、おばちゃんにお礼を言って日本のお土産…リュックの中にあった八つ橋をあげた。ウクライナではシナモン味の日本のお菓子は珍しいと思う。このウクライナ の田舎町で食される…この八ツ橋はなんと稀有な運命であるな…と不思議な気持ちにもなった。

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私のとった行動、判断…無軌道で、行き当たりばったりのバス…果たしてこちらの選択で良かったのだろうか?…電車を選んだならもっと快適であっただろうが、こんな泥臭い体験はおそらくできなかったであろう。一人旅では、大きな失敗ではないものはご愛嬌、結果オーライで気楽に楽しめば良い。答えは全てイエスであり、"それもまた良し!"である。

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リヴェブ行きのバスのが来たので乗り込んだ。体調も少し良くなりバスの中で眠りについた。バスはリヴェブ郊外に着いたので、そこからGoogle mapと、相変わらずの中学生レベルの英語でなんとか駅まで到着した。ここが世界遺産の町リヴェブか…ここまでくれば、ポーランドもすぐ近くだ。宿をbooking comで、ユルスホステルというところに予約して一泊7ドルなり!相変わらず物価がやすい!しかし、この宿でまたまた一悶着が待っていたのだ。🦹‍♀️🇨🇳