エピソード01 小心者のトラベルプラン

エピソード:01

 2019. 7月下旬〜8月中旬

今年も会社から有給の他に3日間の夏休みが支給された。年間休暇取得日数が決まっているのだろうが、そんなこと関係ない。とても嬉しいものである。この、3日間仕事に支障をきたさない限りどのような取り方もできる。有給と定休をくっつけて長期休暇にするもよし、お盆3休みで墓参りに行くも良し、そこそこつなげて帰省休にするもよし…大変有難い休みである。

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奇しくも今年はいろんな要素があって、旅行の決心がついた。まずは、トランプ大統領が大暴れしてドル安、それにユーロ圏の景気が今ひとつの要因と相まってユーロ安、働き方改革で有給がとりやすくなった。10月からの消費税アップ…「今しかないよ!」と誰かが呟いたような…スカイスキャナーを見てみると、関空ブダペスト 間が何と56000円!中華系の航空会社で躊躇したか、あまりの安さに裏があるんじゃないかと勘ぐって臆してしまったか、サーチャージ代が含まれていないんじゃないかと疑ってしまったか…結局ほかの国の航空券と迷いに迷って10日後くらいに65000円で購入してしまった。本当に行きたいとこ!ここだ!というわけではなく、先に体力のいる中央アメリカに行っておきたかったのだが、チャンス、運命…これすべて神仏のなせる技、素直に流されよう。さすがに、流れに逆らうような歳でもあるまいし…

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この辺りが私のヘタレで小心者なところで悲しい…どんな場合でもそうだが、世の中すべてチャンスとタイミング!これを逃したら大きな成功はない。ドンピシャの時は普段乗り越えられないことでもあっさり乗り超えられるけど、タイミングを外せばどんなに努力しても結果が出ない…今回の旅行はドンピシャではないにしても、あと少し遅れていたらチャンスを逃すとこだった。

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そもそも、何故ハンガリー なのかウクライナ なのか…実は他にも旅行プランがあり悩んでいたのだ。ひとつは、メキシコ経由でキューバに行き、バスで島内を散策するプラン…私が一番行ってみたい国だったので、即決で行けばよかったのだが…ハリケーンの季節なので欠航になったら、チケット払い戻しの保証はない…そういう国だし、またそういうリスクのあるチケットだ。国境はあるのだが、海の国境日本と同じである。アメリカには国交が正常でないので、渡れない、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ、プエルトリコには時間がない。国境越えできない…つまらないかも…で却下。

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もうひとつイスタンブールまでの航空券で、ブルガリア北マケドニアアルバニアと滅多に行けない変な国を国際バスで渡り歩くプラン…国境越えたくさんあるし楽しそう…でも何故か心躍るような華やかさがない…変なとこ行ってきた…の独りよがりな旅行の匂いがするこれも却下。

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もうひとつは北京からカシュガルまで飛行機で行って、そこから中央アジアの国は陸路国境越え、スペクタブルな景色に会えそう…でも、この辺りの交通はとても不安定…仕事持ちには予定通り帰って来れないリスクが大…んで却下。

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ハンガリーウクライナ …少し整いすぎてて面白くないが、綺麗な教会、綺麗な風景、綺麗な女性?そして、メシうまそう…片や東欧のドナウの真珠、片や旧ソ連…昔は自由に行けなかった…この国々の国境を越えてみよう、この国々の風景を見に行こう、この国々の空気を吸いに行こう、女性も…(また言ってしまった)でも、巷ではこの国々の女性は世界で一番美女が多いらしい。そして、その情報もしっかりと下調べしている自分が何ともいじらしい(笑笑)

 

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さらにウクライナクリミア戦争以降、自国の通貨が大暴落し、東南アジア並みの物価…実際これに私もとてもたすけられた。一泊が1000円以下、1食安食堂で300円以下…良い買い物、悪い買い物(悪い買い物…は私はあまり縁がなかったけどね)すべて安価なのである。その通貨もフリブニャと何とも可愛らしい呼び名、1フリブニャが4円、昔は25円くらいの時もあったそうな…これだけの要素があればほぼ決まり…という事でいきさきはきまったのだ!

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ハタから見れば、「お前、家族がいるのに何しとるんや?」とか「何も考えていないな。」「お前、その年になったらもう少し落ち着けよ」とかお叱りを受けるが、当の家族は何度もこんな旅行して帰ってきているのか、あんまり心配していないみたいだ。

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私も、お茶目やヤンチャはするが、家族崩壊につながる悪い事はしないでおこうと思っている。これは快く送り出してくれた家族への私の最低限のケジメであると決めている。だから、万全の準備をして、トラブルに巻き込まれないように、敢えて小心者、臆病者になろうと思う

 

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