エピソード13 7€の憂鬱と至福のフォアグラ

私はスマホにいくつかのアプリを入れている。宿泊用にbooking com、タクシー呼ぶときはUber.(使えない国も結構あるけど)、航空券の情報にskyscanner、外貨相場の確認をするcurrency、地図としてだけでなく、初めて会った人にどこからきたか確認し合うGoogle mapにGoogle earth、各種航空会社の予約アプリ、電車、バスの時刻表や予約ができるomio、友達申請FacebookInstagram、wechatなどなど携帯なしでは旅行ができない。これらのアプリは私も普段からチェックしていて、暇なときは仮想旅行を楽しんでいる。

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でも旅先で、もし携帯が壊れたら…落としたら…盗まれたら…ある意味情報源一点集中の状態はけっこうなリスクである。そんなことが起こらないよう、出来るだけ何もかもプリントアウトして持って行くことにしている。そして、いらなくなったら捨てて身軽になる。

今回の旅行はアプリでの予約をしていたがためにかえって面倒くさいことになってしまった。宿泊にはbooking comはほんとうに便利だ。

今着いた土地の今空いている条件の良いホテルを即座に検索できて、予約もできる優れものだ。いつ目的の土地に到着するかわからない場合、私はその土地につくのが確定してからこれで予約する事にしている。

でも、チェックイン予定時間から24時間を切ってしまうと全額カード引き落としとなる。24時間を切らない限りは、キャンセル無料、まともに予約するよりもここを通したほうがかくだんにやすくなるし…まさに貧乏旅行者の友である。f:id:furton_13:20191028214711j:image

 

電車のチケットがその日のうちに取れなかったので、ブダペスト宿泊が1日少なくなった。なので、ある宿をキャンセルしなければならなかった。当日の国際列車のチケットが手に入らなかった時点でブダペストの宿もキャンセルすれば良かったのだけど、chinese girlとの一件で失念してしまっていた。宿泊代は7€ほどだけど宿泊しないのに自動引き落としは気持ちが悪い。ダメもとでメールにて「今からでも無料キャンセルできないか?」と交渉したが、返信は「impossible」であった。何度か食い下がったがダメだったので、「次の日に変更はできないか?」という提案をしたところ、「ok。booking comから予約してください」とのこと。1時間後booking comから予約しようとしたところ、7€の宿泊料が45€に値上がり…「やりやがったな!」誰が予約するか!なんともトリッキーなやり口である。7€はくれてやる!そこは見限って、他の宿に予約した。そこが、訛りの強い英語を話すペアレントの宿だった。でも、嫌味がないので正解だったかも。

契約に対していやらしいまでにもシビアなのがヨーロッパ流、違反したらペナルティを科すのがヨーロッパ流…これは私が利用したwizz airでもそうだった。ここの場合は荷物の重量容量オーバー、webでのチェックイン忘れ、ボーディングパスは自分で印刷…これらに違反すると1件に着き30€ほどのペナルティが待ち受けている。

 

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しかしまあよく考えてみると、本当に不器用でアウトローな旅をしているな…サーシャと無念の別れを後にして、いろんなことあったな…と回想しながらブダペストの夜の街を歩いてた。

そして、ブダペストに来たもうひとつの目的は「フォアグラをココス感覚で食べよう!」ということで…ハンガリー最後の晩餐だ

 

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フォアグラのブルーベリーソースかけ、パンはタダ❤️…でも財布を見ると20000フォリント(約5000円)くらいしか無くて…仕方がないのでビールを飲みながら、フォアグラに舌鼓を打った。カードを使っても良かったのだが、今回は腹8部目くらいにしておこうかと思った。もし私がもう少し若ければ、ハンガリー特産の貴腐ワインとフォアグラ2〜3人前くらいオーダーしていたと思う。ここハンガリーは安くて良質のフォアグラを食べさせてくれる国なのだ。

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お味は…ジューシーでクセのない、でもまろやかな味だ。レバーによく似た味がしたけど…それと比較するのはフォアグラに失礼かと思うような味だった。まさに、至福の時間…前の席に美しい女性がいなくとも、十分に幸せだ。…さて、明日はこの国ともおさらばだ。

 

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